楊雪が奏でる多彩なる 新たな二胡の世界が広がる
4thアルバム
万華鏡のように。表情が刻々と変わる鮮やかな唯一無二の創造世界。日本、イタリア、フランス、アメリカ・・・・・・国境を越え、時代を越えて世界中で愛され続けてきた数々の名曲に、楊雪の二胡が新たな命を吹き込んだ4thアルバム「多彩」。
そこに生きた人々の静かなる情熱、きらめく熱き躍動、あふれる愛が、二胡の音色をまとって色とりどりに心に飛び込んでくる。
ウクライナの平和を願う「ひまわり」、やさしく明るいヴォーカルを重ねた「見上げてごらん夜の星を」、ジャズの即興要素を取り入れた「Autumn Leaves」など、一曲一曲が際立つ個性やカラーをもちながらも、ひとつの宇宙をつくりあげる濃密な一枚。
故・坂本龍一氏作曲の「ラストエンペラー」は、二胡で奏でたデモテープを闘病中の氏が自ら聴き、演奏許諾をおろしたという氏の思い入れがある。
音楽を愛した人たちの想いを届けるために長い時間をかけて自身の技術と表現力を磨き上げ、「これまでのアルバムの中でもっとも難産だった」という渾身の作品が完成した。
一曲ごとに、目の前に彩り鮮やかな世界が鮮明に広がる、新しい二胡の世界をぜひ体験してほしい。