ONE ASIA ジョイントコンサートに向けた熱き5 日間の幕開けです。東京大田区の羽田スタジオにて2日間12時間にわたるリハーサルが行われました。アジア各国の大変珍しい楽器が勢揃いし、熱い演奏を奏でます。
井上良平さんと(AUNJ クラッシックオーケストラ リーダー)
「AUN J クラシック・オーケストラ」の8名に、アジア各国の伝統楽器の演奏者24 名が加わり総勢32名のオー ケストラが編成されました。
ONE ASIA ジョイントコンサートに先駆けて、テレビ朝日系列「題名のない音楽会
(https://www.tv-asahi.co.jp/daimei_2017/contents/Broadcast/0108/)」の公開収録コンサートが行われました(2017/12/2 放送)。
場所は本番と同じく東京オペラシティコンサートホールです。
BS日テレ「ONE ASIAの道」メインテーマ曲である「大河の想い」からコンサートはスタート。アジアの風景をイメージさせるメロディが空間を包みます。
クラシックの名曲を民族楽器の力強いサウンドで魅せる「Bolero」などを経て、各国の民謡やお祝いの席で親しまれてきた楽曲のリレー式メドレーへ。会場いっぱいのお客様が個性的な伝統楽器の調べに耳を傾けてくださるなか、メドレーは日本の「花」で幕を下ろしました。
後半はお客様から手拍子の渦が起こり、会場一体となって楽しむことができました。山野安珠美作曲の「俺たちのブギウギ」、ラオスと日本の国交60 周年を記念し石垣征山が作曲した「In The Moonlight」、日本を代表する唱歌「故郷」などを演奏し、「ONE ASIA」では立ち上がって盛り上がるお客様の姿も。演奏後、全員がお礼の言葉を伝えずにはいられませんでした。
-------------- 演奏を終えて--------------
音楽に国境はない。音楽は一つと感じる感動の体験となりました。たくさんの珍しい楽器で各国の奏者と演奏することから、たくさんの学びがありました。今後の楊雪に大きな影響があったに違いありません。この機会に携わったすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。楊雪新宿のまちの魅力を発信するイベント「まちフェス」にて、アジアの伝統楽器に触れることのできるワークショップと野外フリーコンサートを行いました。
会場は西新宿の高層ビル群に囲まれつつも豊かな緑をたたえる都会のエアスポット、新宿中央公園。喧騒から離れた新宿の空に、伝統楽器のエキゾチックな調べが響きわたります。
フリーコンサートやワークショップのほかにも、イベントは盛りだくさん。会場にはアジア各国の料理を楽しめるフードトラックが並び、夜には小雨もパラつくあいにくの天候にもかかわらず、多くの方が来てくださいました。
新宿は多くの国籍の方が暮らす多文化共生のまちです。各国の個性豊かな楽器が、その個性はそのままに国籍を超えてひとつになった私たちの姿を見て、聞いて、触れて、何を感じとってくださったでしょうか。
新宿ONE ASIA 文化祭2017 in 新宿中央公園 第9交響曲 (ベートーベン) の演奏ムービーです。
「ONE ASIA ジョイント コンサート」とは?
和楽器ユニット「AUN J クラシック・オーケストラ」がアジア各国の伝統楽器奏者たちと取り組んでいる音楽文化交流プロジェクトで、2013 年からアジアの国々で開催されています。2017年は日本で開催。シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマー、ブルネイ、ラオス、カンボジア、フィリピン、中国、台湾、韓国、日本の総勢32 名が出演。使われる伝統楽器は36種類になりました。楊雪は二胡奏者として参加しました。
音楽を愛する心がアジア圏の音楽家を引き寄せ、エキゾチックな伝統楽器の演奏を届けるイベントに参加できたことを誇りに思います。