自分の限界を超えて「夢」に挑んだ日
この日、「信念と努力」が結実した
卒業コンサートを超えた前例のない音楽空間
日本中国文化交流協会音楽家訪中団団長 馬込勇先生
(日本中国文化交流協会常任委員、平成音楽大学教授、モーツアルト青少年管弦楽団音楽監督、ファゴット奏者)
このたび、私ども日本音楽家訪中団が北京を訪問いたしました際は、楊雪先生の修士卒業コンサートにお招きいただきまして誠にありがとうございました。楊雪先生はじめ出演者の皆様の日中友好への願いが伝わってくる素晴らしい演奏と演出に大変感動いたしました。日本から海を越えて演奏会を聴きにいらっしゃった皆様とともに楽しいひと時を過ごすことができました。有意義な交流で、友情と相互理解を深めることができたと感じております。今後も、音楽交流を通じて日中両国がより一層相互理解を深められますことを願ってやみません。末筆ながら、楊雪様の御健康とますますの御活躍をお祈りいたします。
日本中国文化交流協会音楽家訪中団 佐々木駿先生
(日本モーツアルト青少年管弦楽団事務局長、平成音楽大学講師、トランペット奏者)
総じて素晴らしい演奏には違いないですが、前半と後半の気持ちの違いや、場の空気の違いに驚かされた。
前半は、きっといろんな思いがあったことと思います。曲に対しても技術に対しても。後半は一転して、まるでライブ会場にいるかのような空気。奏者の空間に一瞬にして包まれてしまう。演者全てが一体となり音楽を楽しみ、お客様に提供するといった既に確立した何かを感じぜざるを得ないクオリティでした。
とても素敵な時間でした。
日本中国文化交流協会会員音楽家訪中団 中村典子先生
( 京都市立芸術大学准教授、作曲家)
「平和のいのちのいのり」
北京で始めて聴く楊雪氏の二胡の響きが深いところにある記憶を呼び覚ます。忘れられない響きがある。
共演を待ち焦がれた東洋と西洋を繋ぐ魂を撼わす二胡の名手で中国から東京在住の程農化氏。
故郷のフルートオーケストラの協奏曲委嘱に二胡を選び満を持して翌年定期初演へ繰り延べた。しかし程氏と私はいずれの道を選んでもこの世で共演することのできず演奏会5週間前に程氏は急逝、程氏の二胡のVibrationは涙の淵で私が折々触れた四面の箏の音色となって私を震わせ、人間の歴史に兵士の衣装で焼かれたすべての若者達と焼き尽くされた無数の市民の姿を照らした。焼き尽されたのも焼き尽くしたのも押し流されたのも押し流したのもそのすべてが私であると、地球中に偏在する私と私達すべてにあの日生命を渡して逝った高貴な魂へ作品を捧げた。
そしてこの曲の初演指揮者ヤニック・パジェ氏の故郷フランスでは、友人とパリからトゥールーズへの飛行機の隣の席のフランス人紳士が「今日は何の日か知っていますか?」と日本語で尋ね、子供の頃、東京大空襲の中にいた、と。その日3月10日は母が一歳になる前に亡くなった祖父の命日だった。
二胡の響がさらに記憶の奥から響いてくる。私は楊というお名前に縁が深く、私の大学同窓会最初のwebsite を作って頂いたのは瀋陽の楊氏、私のオペラ《鑑眞》の主役は京都在住の盲目の中国人歌手楊雪元氏、そしてこれらのお名前がそのまま重なる楊雪氏はある。
お父様の作曲家楊興新氏の二つの地を撼わす悠大なVibration に育まれた楊雪氏の<雪の舞>の旋律とアニメーションに、程農化氏のあたたかいVibration が粛然と溢れる。ただただ魂の再会に深謝しています。
日本中国文化交流協会会員音楽家訪中団 小泉惠子先生
( 国立音楽大学教授、声楽家ソプラノ)
楊雪さんのコンサート
拝聴して、日本の音楽と中国の音楽の融合を
試みた意欲的で素晴らしい演奏会で今でも心に
残っております。
文化の交流を、演奏家として、しっかりと
具現化されている情熱的な姿勢にも
心打たれました。
これからのますますのご活躍を期待し
お祈りしております。
辻口正彦さま
おおつか音楽祭実行委員会 事務局
わたしと日本二胡学院大塚教室の楊雪さんとの出会いはもう7〜8年前になります。豊島区大塚において「おおつか音楽祭」をスタートさせた当初ご出演いただき、その後ブランクがあったものの3年前からまた出演して頂いております。今年は大塚教室の創立13周年記念コンサートにおいて、おおつか音楽祭とコラボさせて頂き、東アジア文化都市の豊島区代表として素晴らしい活動をして頂きました。そういう縁もあって、今回の楊雪さんの卒業コンサートツアーに参加させて頂きました。仕事柄長期で休めず10月25日〜27日までの3日間コースに参加いたしました。北京へは初めての旅行でしたが、ツアー内容も素晴らしく食事も豪華で素晴らしい内容でした。ここでは観光ツアーの内容にはあまり触れずに、楊雪さんの二胡コンサートについて感想を述べさせて頂きます。旅行の間、楊雪さんとはほとんどお会いできなかった。会場では、すごい数の人々が、開場はまだかとばかりに熱気を帯びていて楊雪さんの人気に改めて驚かされました。また子供が多いのはおどろきました(中国では、子供達は、3才から二胡習う始めそうです)。私たちには日本からの応援団ということで前列に席が確保されていました。最初に中央音楽学院の学生たちとの演奏が行われ、その後、着物姿で楊雪さんが登場し、日本のイメージをアピールすると共にその姿で二胡を演奏するのだということがわかり、日中友好の架け橋としての演出に大変感動しました。また、細井豊さん、佐藤正治さん、鈴木美香さん、井上良平さん、井上公平さん、齊藤秀之さんとの演奏がほんとに見事で、情景が思い浮かばれ、圧倒されるわ、釘付けになるわ、であっという間に終わってしまいました。もう少しこのユニットの演奏を聴いていたいと思ったのですが、休憩後、日本から来た楊雪二胡楽団の皆様の演奏が続き、これもまた素晴らしい演奏でした。極度の緊張だっことと思いますが、あの大観衆を前に頑張りました! また、演奏の最中も思ったのですが、先に述べたように「子供」達が沢山いたのに演奏中はみんな静かに聞いていたのです。これは素晴らしいことだと思いました。大抵の場合、子供は飽きて愚図ったりしゃべったりするものですが、誰一人居なかったと思います。これは演奏終了後にわかるのですが、楊雪さんは子供達とギリギリまで写真を撮っておられました。北京では大変な人気者なのですね。また、このコンサートでは、遊佐かずしげさん制作による楊雪さんのミュージックビデオが上映されました。これも二胡の音と映像がマッチして思わず涙する出来映えでした。遊佐さんとは、観光もご一緒に行動させていただき、楽しい時間を共有することができました。たった三日間の北京旅行でしたが、中身の濃い観光と楊雪さんのコンサート、田再励先生の講義と経験できないことを経験させて頂きました。まことに有り難うございました。これまで中国には3回ほど行きましたが、今回の北京コンサート旅行で、改めて「中国」「北京」の事、中国の人々が好きになりました。
海保和子さま
雪先生のコンサート素晴らしかったです!オーケストラとの共演迫力ある演奏で、その後の日本の方たちとの共演は、北京迄聴きに行って大満足でした。
今後楊雪様の御健康とますますの御活躍をお祈りいたします。
楊雪ファンクラブ理事
池田武久さま
令和最初の年の2回目の訪中旅行は10月に北京の中央音楽学院での楊雪の卒業記念音楽会を聴きに岡山の彼女の生徒であり楊雪二胡楽団のメンバーでもある8名とともに岡山から参加しました。かく云う私はその何れでもありませんが楊雪とは中国丹東同郷のよしみで彼女のファンクラブの理事の立場ではせ参じた次第です。楊雪の記念音楽会は昨年に続く2回目でした。昨年のコンサートの評価が素晴らしかったことにより過去に例のない2年連続でしかも今年は会場も中央音楽学院内随一の伝統ある王府音楽堂で行われました。開場前から会場の前は大勢の聴客が詰め掛けておりしかも中に入り切れないファンが大勢いたそうです。コンサートの構成も昨年にも増して舞台に配した日中融合の生け花や日中両国人による古楽器との共演と初めて大曲「長城随想」を全曲演奏した楊雪、そして彼女が愛する父親の楊興新の作曲した「日本海」等の演奏、そして彼女の生徒たちの楊雪二胡楽団との共演では「さくらさくら」の斉唱も素晴らしかった。また楊雪オリジナルのアニメ上演もよかった。中国の聴衆もきっと彼女の二胡の技量と日中友好に十分満足してもらえたものと思います。そして中央音楽学院の田再励老師をはじめ音楽学院関係者の評価も昨年にも増して好評だったと聞きました。大成功を祝して。
観客より
10月26 日夕方、私は初めて中央音楽学院王府コンサートホールに入った。二胡、中国、民族、日本、伝統... これら一つ一つの単語はこれからの二時間余りでつながるようになる。私にどのような感じをもたらすのだろう。
コンサートの前半は一曲のみから成している。赤き情熱(二胡ソロ演奏者の服装の色)と黒き荘重(楽団員の服装の色)が出会い、長らく隠されていた感情の爆発が観衆の目の前に呈されたのは間違いないだろう。これが、『長城随想』の四つの楽章が私に与えた思い出である。軽快、壮大かつ雄々しいリズムを奏でた楽団は、栄華の極みを達したある時代を人々に伝える。そして二胡のソロ演奏の部分から、徐々に内心の哀愁と無力さ、叫びなどが聞き取られ、私の思いもあのあがき、不屈と奮起の歳月に馳せた。緩やかなメロディーが再び演奏されたとき、まるで黎明の光のように人々に希望を抱かせた。そうだ、収穫の時はもうすぐそこにあるのだ。最後に二胡と楽団の協奏で、奮発と豪壮、そして美しい明日への展望が表現された。曲全体を聞いて、私はまるで壮美な長城に登り、遠き彼方を眺望しているような気持ちになり、一つの国の過去と未来がだんだん思い浮かべられてきた: 古代の栄華→近代の嵐→現代の苦労→未来の希望。
もしコンサートの前半は「手を携えた中日の協力」なら、後半は日本の芸術家たちの「輝かしい珠玉の共演」であると言えるのだろう。人間には、「思い」という素敵な気持ちがある。その思いの対象は「人」、「物」、「景色」、「情」、「境界」のいづれもありうる。『日本海』と『黄砂』は「思い」をこの上ないほど表現した二曲である。『日本海』は日本情緒豊かな曲で、果てしない海に向かって、心の鼓動が鳴りやまない。浪波、海風、カモメと岩礁よ、君たちの中に誰が私の気持ちを読めるのだろう。この曲は、「絶えないこの気持ちを誰に託すか」、そのような思い出の数々と作曲家の感性豊かな一面をすべての聴衆に伝えている。『日本海』は「哀しみ」で思いを表現すると言うのなら、『黄砂』は「率直さ」で表現すると言えるのだろう! 明快な曲調が曲全体を貫き、北西地方の黄土高原に闊歩するような心境、空を遮るような黄砂、絶え間なく流れてゆく黄河、そして道の終わりにかすかに見える年老いた母親の期待を込めたまなざしを想起させる。注意に値するのは、二曲の演奏には中日両国の伝統楽器と西洋楽器の両方が組み合わされ、演奏の背景に日本の華道が装飾として用いられたことである。演奏者の衣装にも日本の伝統衣装と現代衣装が揃え、すべては程よく、そしてはっきりと組み合わされ、少しの違和感もなかった。コンサートから一番印象に残ったものを挙げるとしたら、それは三年間をかけて構想し作られたオリジナルアニメ『雪の舞』であろう。会話やモノローグのないこの作品は、短い幅で美しい物語を語った。誰の心も、幻のような奇異な夢が潜んでいるかもしれない。筋はどうあれ、「善良」「暖かさ」「博愛」の人間性の美しさは物語のテーマを成していると思う。私個人は「味こそ薄いが余韻が深い」芸術作品が好きである。このような作品はお説教を一切せず、すべてを静かに語って心の奥底に留まる。『雪の舞』に登場したあの雪の妖精のように、その感動は永遠に私の胸に刻まれるに違いない。
コンサートの最後に演奏された『さくらさくら』と『賽馬』の二曲は、二胡のソロ奏者が日本の二胡愛好者たちを率いて仕上げたものである。二曲とも聴きなれた名曲である。人の性別や年齢、職業にかかわらず、理想を心に秘めることができる。心に美しさと感謝を保つことさえできれば、誰でも異なる形式の芸術で人生に求めるものを解釈することができる。
コンサートの終わりを告げるのは、演奏者と観衆全員の集合写真の撮影である。シャッターが切られた瞬間、みんなの手の中にある水引がつながり、中日両国の友情を結び、山と川の合間に行き来する綺麗なリボンとなるようにと私は願った。このような立派なコンサートは、人に思いを馳せられるのだ。王府コンサートホールから、ゆっくり外に歩いた私の心から湧き出てきたのはーーーー感謝に他ならない! 芸術、生活、そして人生の一回一回の出会いと理解に、「ありがとう」の言葉を捧げる。
観客より
プログラム制作や遠くはるばる海を渡ってきたフラワーデザイナーの作品、アーティストが一枚一枚手描きし演奏に合わせたアニメーション、演奏家自ら運んできた楽器に全身全霊で我を忘れるほどの演奏に至るまで、さらには観客一人一人のために用意した手作りの折り鶴に、祝賀会でお年寄りが即興で吹いたハーモニカ。派手な宣伝はないが、非常に面白い演奏会であった。
50人から60人ほどいた子どもたちも静かに聞いていた。その場にいたすべての人が彼らを包んだ光や心から溢れる愛に染められたのだろう。Yuki、おめでとう。
観客より
うれしいことに私は楊雪の第二回修士卒業コンサートの全過程を見ることができた。午前のステージ準備・リハーサルから夜の公演本番開始前まで、現場の全スタッフが皆、プログラムの一つ一つを非常に綿密に準備し、高い専門的能力と仕事へのまじめさを表していた。公演そのものを見ると、楊雪は二胡を十分に使って、心に深くしまい込んだ夢の実現とは何かを解釈し、またアニメと日本の華道により、彼女の心の中の結合とつながりとは何かを表現した。心を打つ日本海であろうと血が沸き立つ黄砂であろうと、その場の満席の観客たちにまるでその場所にいるように感じさせ、見渡せば、観客の目には興奮した喜びと音楽に浸っている様子が見られた。公演が終わった後は、称賛の声が鳴りやまなかった。私個人としては、この公演はこれまでに私が経験したうちで最もプロフェッショナルで、最も感動したコンサートであり、私の記憶にずっと残るであろう。
観客より
千里を越え知己の音をたどる、二本の弦には友情があり、遠き弓に初心を尽くす。
松林泉先生
去年に続き2回目の卒業コンサート、昨年のコンサートは大成功、素晴らしかったのですが、さらに超えるものにする為に準備にあたり大きな壁や困難また期待に応えないとというプレッシャーもあったと思いますが、それを乗り越え、また大成功に導いたという功績は大きいと思います。
その環境に参加させていただいた事は私への糧へとなりました。
どんどん成長していく雪先生、これからも益々のパワーアップでキラキラ輝いて下さいね。
ありがとうございました。
鈴木恵美先生
昨年の第一回コンサートは、北京に行けなかったので、新春の講話の中で映像を見、音楽を聴
くことができました。
10月26日、北京中央音楽学院の音楽ホールは満席でした。
一番前の席で鑑賞したので、演奏する雪先生の息遣いがわかりました。
第一部は、真っ赤なドレスの雪先生、そして大勢の中国楽器によるオーケストラの人たちでの「長城随想」で、4つの楽章から成る大曲です。オーケストラの少し長い演奏のあとに二胡のソロ、中央音楽学院のオーケストラにひけをとらない二胡の力強い、そして繊細な響きに浸ることができました。
第二部は、着物での演奏でした。「日本海」、「黄砂」は、二胡の他にピアノ、和太鼓、三味線、打楽器、鳴り物とのコラボで、二胡の演奏を引き立てている、そして二胡をはじめ、それぞれの楽器が生かし生かされて何倍も何十倍も素晴らしく、雪先生は輝いていました。
楽団のみなさんとの「さくらさくら」、「賽馬」は、ピンクのドレスが音楽によく合っていて、きれいな演奏でした。
ステージには、澤井先生の生けたお花が飾られ、みんなの演奏をより素晴らしいものにしていました。
目で耳で、そして全身で感動した演奏会でした。構想から企画、そして当日のステージ……、雪先生、本当にお疲れ様、そしてありがとうございます。これからも演奏、そしてご指導をよろしくお願いします。
沖田朋子先生
昨年に引き続き、今年も雪先生の卒業コンサートの舞台に一緒に立たせて頂き、大変貴重な経験になりました。
今年は昨年以上にホールも広く、より緊張感はありましたが、楽しく演奏することができました。
雪先生の演奏を客席で聴かれた方は、大変感動されたことと思います。
最後の写真撮影では、子供から大人まで、親しみやすく、みんなから愛される雪先生のお人柄が感じられました。
今回の経験を生かし、これからも精進したいと思います。
雪老師、謝謝!!
山岸聖子より
雪先生の卒業コンサートに、楽団の一員として参加させていただきました。レッスンのときの明るい、かわいらしい印象とは異なる演奏家としての姿を垣間見て、どうしよう!という思いになりましたが、私達の前の雪先生は、緊張した様子ながらもいつもの先生でしたので、できるところを頑張ろうとできるだけ笑顔で臨みました。楽屋には、一緒に演奏されるご学友方もたくさんいらっしゃり、先生はこんなに才能溢れる人達に好かれ信頼されているんだと、皆に自慢したくなりました!コンサートが始まり、舞台袖から漏れてくる音だけでも迫力を感じました。
コンサートは大成功をおさめ、本当によかったです。
雪先生、おめでとうございます!!
このように大切なコンサートに立たせていただき、ありがとうございます。無事卒業し帰国されるのをお待ちしてます。
北村公宏より
雪先生が一生懸命学んだ、中央音楽学院での先生のコンサートに楊雪二胡楽団を参加する機会を与えてくださり、先生の愛情をすごく感じました。
先生は本当に大変な時なのに、生徒を思い大きな経験をさせる機会を与えてくれました。そして、中国の素晴らしさを教えて下さいました。
日本二胡学院の先生方、スタッフの皆様、生徒、楽団の皆様に出会えて本当に幸せに思います。
大野典子より
雪先生の2回目の北京コンサート、昨年に引き続き、楽団の一員として参加させていただきました。
楽団のみんなでこの日のために練習を積んできたとはいえ、緊張と不安でいっぱいでした。
楽屋で待っている間、ステージから聞こえてくる沢山の拍手や歓声から客席の盛り上がりもわかり、さらに緊張してしまっていたのですが、雪先生の顔を見たら、すっと力が抜けて、思い切り楽しく演奏することができました。
こんな素晴らしい機会を与えてくださった雪先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
西岡良高先生
第一回修士コンサートは仕事の関係で応援に行けなかった。前回のコンサートも応援に行かれた方々に聞くと皆さん「素晴らしかった!!」と絶賛されていたので、期待しながら会場の席についた。前半曲「長城随想第1楽章〜第4楽章」、この曲を第1楽章〜第4楽章を演奏できる人は、ほとんどいないとの事。その一曲目から圧倒される演奏。後半曲「日本海」、中国の地で「日本海」を聞けた事、そして、その演奏の凄さに感激。三曲目「黄砂」も素晴らしい演奏。会場は、中に入れない人達が出るほど満員で、期待と熱気に溢れていました。そして、雪先生や演者の方々の演奏は、本当に見事な演奏でした。雪先生、ありがとうございました。
小池玉恵先生
雪先生の卒業コンサートにご一緒させていただいて、ありがとうございました。
この度は、このような素晴らしい経験をさせていただきましたことに大変、感謝しております。
私自身、旅行することが久しぶり、ましてや海外は20年近く行ってなかったので、不安でし
た。
コンサート中は、ほとんど音が聴こえてこない寒い楽屋で待機しておりました。会場の様子があまりわかりませんでしたので、いざステージに上がったときのお客さんの熱気に圧倒されました。でも前列で応援してくださっている知っている顔ぶれに支えられ思い切り演奏できたように思います。演奏後の興奮冷めやらぬお客さんの大きな拍手。雪先生に群がる笑顔の子どもたち。まるで夢のような出来事でした。
翌日の田先生の講義を受けられたのも貴重な体験でした。田先生のお話は雪先生の通訳でわかるにしても、演奏する上で大切なポイント、練習方法をゆっくり丁寧に話してくださいました。講義の後、一緒に写真を撮っていただいたときの先生のお優しい笑顔は忘れられません。
そしてもう一つ、私が二胡に興味を持つきっかけになった映画「ラストエンペラー」の舞台となった紫禁城を観光させていただいたことは、大変感慨深いものでした。二胡の音色に魅了され、ひいてみたいと強く思っていた頃を思い出しました。何十年後には二胡をひきに北京に来るなんて夢にも思ってなかったことです。
今回、参加させていただいたこと本当に良かったです。ありがとうございました。
岡崎みどりより
楊雪二胡楽団の一員として、今年も、北京に行って来ました。歴史あり、美味しいものあり、買い物ありの、楽しい旅になりました。そして、もちろん、メインは、雪先生のコンサートです。
今年の会場は、中央音楽学院の中の、歴史のある、素晴らしいコンサートホールでした。私たち楊雪二胡楽団も、この素晴らしいコンサートホールで、雪先生と一緒に演奏するという機会をいただきました。雪先生には、心から、感謝いたします。日本の歌として、誇らしい曲、さくら、中国の、二胡の代表的な曲、賽馬。この舞台に立つことを目的に、どちらの曲も、大切に、一生懸命練習し、北京では、心をこめて、楽しんで演奏しました。楊雪二胡楽団は、"ワンチーム" になりました~! そして、コンサートの終わりには、雪先生の演奏と、お人柄に、会場全体が、"ワンチーム" になりました~
金井由佳より
雪先生、今日までご指導ありがとうございました。コンサートは大成功のうちに幕を閉じ、そして「最優秀、最高得点」という素晴らしい評価をいただいたとの連絡を聞いて、大変嬉しく思います。伝統ある北京中央音楽学院の大ホールで演奏出来るなんて夢のようでした。雪先生はとても輝いていて、誇らしく頼もしく感じました。貴重な経験をさせて下さって本当にありがとうございました。今回のコンサートを通じて、中国の方々は二胡に親しみ、音楽に大きな関心を持ち教育熱心で、また私達を温かな眼差しで迎い入れて下さった事を肌で感じられました。中国の皆さまにも感謝します。謝謝。二胡が大好きだなぁと心から思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
宇津木晃より
この度、雪先生の北京卒業コンサート、大成功おめでとうございます!
コンサートで、水引の鶴、ステージ衣装の着物、日本の文化を大切にされる雪先生。ステージでは、華やかさの中にも女性らしさを表し、見る人を引きつけます。パンフレットにも「音楽は人と人、気持ちと気持ち、そして国と国を結びつなぐ」と記されて雪先生の意気込みを感じました。
昨年に続き今回も貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
猪狩明子より
雪先生の北京コンサートは大変素晴らしいものでした。雄大な「長城随想」、激しく力強い「日本海」「黄砂」、優美な「さくらさくら」、軽快で心弾む「賽馬」。二胡のいろいろな魅力が詰まったコンサートでした。そして最後に雪先生と一緒に写真を撮ったたくさんの子どもたちの笑顔。思い出すといまでも胸が温かくなります。本当に素敵なひとときでした。
杉本栄子より
「卒業演奏」といえば、知人の音大卒業演奏のイメージしか持っていなかった私は、雪先生のコンサートはどういうものになるのだろうと、とてもわくわく感がありました。中央音楽学院でのコンサートは、その舞台全てに雪先生の思い入れがこめられているように感じられました。多彩なプログラムを心から楽しませていただきました。そして、素晴らしいコンサートでした。雪先生ありがとうございます。
岡田雅美より
雪先生の卒業コンサートに楊雪二胡楽団のメンバーとして参加させて頂きありがとうございました。
沢山のお客様の前でしたが雪先生と一緒だったからか楽しかったです。
歴史ある王府音楽ホールで演奏する機会を、頂けた事は一生の宝物になりました。
雪先生に感謝申し上げます。
吉野郁子より
雪先生の卒業演奏会に参加させて頂きありがとうございます。
とても充実した内容の濃い5日間を、皆さんとご一緒できて本当に楽しかったです。
雪先生のコンサートは演奏もパフォーマンスも素晴らしくて感激です。
中国の田先生の講義が直接聞ける機会は滅多に無い事ですので本当に勉強になりました。
初めての中国では、圧倒的な広大さを実感しました。紫禁城、天安門、万里の長城、空港、道路、
等々。日本や他の国々とはやはり違うと思いました。
レストランの食事はどこも美味しく頂きましたし、ホテルも快適に過ごせました。
中国での演奏会参加、観光と大満足です。この機会を作って下さった、雪先生に改めて感謝致します。有難う御座います。
山本佑佳より
中央音楽学院で楽団の一員として演奏させて頂いて、普通では信じられない経験をしました。一生の思い出になりました。
貴重な機会を与えてくださった雪先生に心から感謝致します。
朝田京子より
『昨年に引き続き、今年も雪先生の卒業コンサートに参加させていただいたこと、心から感謝いたします。
権威ある北京中央音楽学院の大ホールに素人の私が立てたなんて、夢のようです。
雪先生、そして全ての皆さまに出会えたこと、感謝いたします。
山形尚世先生
雪先生二度目の卒業演奏会は、星空の元、中央音楽学院で開催されました。私たち楽団員はアンコールで共演させていただくため、あわただしいステージリハーサルの後、楽屋で待機です。
しかし、じーっと待っているのはもったいない( 音漏れのリスクから音出しは不可だったのです)、なんとか立ち見でもよいので客席で雪先生の演奏を聴くことができないか、せめて歴史あるホールの見学だけでも...、と思い、楽屋口から一度建物外に出てエントランスに行ってみました。そしてたどりついたホール前には、満席のため中に入れなかった、何人ものお客様がいらっしゃったのでした。残念ながらホール入り口の扉は締まっており、とても厳しい入場チェックが行われた様子です。外のお客様に何度もお詫びを申し上げ、再び楽屋前にもどり、ステージ袖扉から漏れ聴こえる雪先生の音色に耳を傾けたのでした。楽団員が加わった本番の演奏は、練習よりも数倍豪華になったさくらさくらのイントロに始まり、緊張の合唱第一声、そしていよいよ二胡での合奏。続いての賽馬は、ミュージシャンのみなさんのスピード感あふれる音とリズムに導かれ、とても楽しく駆け抜けることができました。
雪先生のお人柄が客先の皆さんにも伝わって、お客様は一体感のあるステージを存分に味わっていただいている様子。その雰囲気が出来上がっている中で、雪先生と一緒に2演奏させていただくことができたのでした。このような貴重な場に居合わせることができ、雪先生には本当に感謝しかありません。これからも生徒として精進し、一ファンとして応援していくぞ! と意識を新たにする出来事でした。
あー、それにしても、一曲だけでも客席で聴きたかったー!!!
雪先生、ご卒業後の日本での公演、心待ちにしております。
ギャラリーの写真もご覧ください。
第一回コンサートの様子は以下バナーをクリックしてご覧ください。
2019年10月26日、楊雪の第二回修士卒業コンサートが開催された。中国北京中央音楽学院大学院で中国のもっともすばらしい民族音楽を修めるため、日本より海を越え、この学び舎に留学したのは2014年。それから5年が経った。世界最高峰の師に学び、あまたの研鑽を経て挑んだ2018年11月11日の第一回修士学位コンサートの成功を胸に、「夢」の実現へと一歩一歩挑戦してきた日々の集大成を披露した。